秘湯といえば我が町・岩手県も決して負けてはいないのですが、ともあれ今回は奥鬼怒温泉郷へ。い や実際にはその手前の、女夫渕温泉に入ってきたのですが。

 正直、これほどまでに本気度の高い温泉郷だとは思わなかったのですね。まあ山間部に建っているの はその通りだとしても……と思っていたのですが、これほどまでに山越え谷を越えしなければならない とは。

 しかも途中(霜降高原)ではものすごい濃霧が発生し、数メートル先の視界がまったく効かない状態 に。何やらこれがこの霜降高原の名物なそうですが、土地勘のない私にとって見ればひたすら怖いだけ 。三次元方向にぐるぐる回るカーブもあわせて、晴れ間が見えてきた時は心からホッとしました。

 そのあとは川俣湖のほとりでちょっと休憩し、さらに先へ。まともにすれ違うこともできないような 狭い道をぐるぐる走り、やっとのことで女夫渕温泉駐車場へとたどり着いたのでした。


 駐車場から少し下ったところにある、日帰り入浴専門の窓口を経て、いよいよ温泉へ。本当はもっと 秘湯めいたところもあるのですが、山道を1時間も2時間も歩くような身体的・精神的および時間的余 裕がないので、

 とにかくたくさんの場所があるのがウリということで、岩手で言えば八幡平山頂付近の藤七温泉みた いなもんかね? とかと思いつつ、「天狗の湯」に足を突っ込み……

 すぐに引き上げました。

 かなり熱いんですよね。お湯に触れるところがビリビリしてくるくらい。

 それでもまあ、熱湯コマーシャルではないので、決して入浴に適さないわけではないので、ゆっくり と身体を沈めてみました。まあ慣れればどうということもないので、そこでしばらく温まり、その後も ホイホイといくつかのお湯に浸かりました。

 それでわかったことには、このお風呂は場所ごとに温度が違うみたいなんですね。私たちが入った天 狗の湯はもっとも熱い場所で……最初からレベルMAXだったのですね。知らぬことととはいえ、何と もかんとも。

 ただ、決して熱い湯も嫌いではないので、最終的にはまた天狗の湯に入り、そこでサッと汗を流して その場を後にしました。


 ちなみに私たちが行った時は、とにかくアブがたくさん飛んでいて、私は6〜7箇所くらい刺されま した。事前に「アブがたくさん飛んでるので、苦手な人は来ないでください」という予告もありました が、「アブが怖くて露天風呂に入れるか」ということで存在を無視し、タカってきても気にしないよう にしました。

 そうしたところなぜか私にばかり被害が集中し、鼻の頭やら足首やらをやられました。痛みの割に出 血が多かったので、むしろその血に驚いてしまいました。よく酒飲みが蚊にたかられる、なんていう話 がありますが、そういうことなんでしょうか? 最近はそれほど飲んでいないはずなのですが……。

 
 まあ、そんな感じで2日目も終わり、3日目は移動の時間。10時くらいにサブウェイにて朝食を食らい、そのあと少々ゲーセンで遊んだ後、お昼ぐらいにウェンディーズの テイクアウトを持って高速へ乗りました。

 テレビでは下り渋滞のピークがちょうどこの日(13日)だということで、少しは警戒していたのですが、案外と止まるようなことはなく、確かにいつもよりはいくらか 混んでるかな? とは思ったものの、それほど辟易するようなものではありませんでした。

 ただ、車の調子がよくないためにそれの整備をSAでしていて、それが思いのほか時間がかかった、というのが当初は予想していなかったことでした。オイルやらATFやら、 まあ色々なところを整備、必要あれば交換して……というわけで、時間こそかかりましたが、それでも高速で延々と走りつづけるために必要なことですし、それは一向に 構いません。


 そういうわけで、3日間の夏休みを宇都宮で全力で遊び、観光し、帰ってきた次第です。翌日から私は早速、通常業務に戻るかと思いましたが、その日は同時に広島より、以前 お世話になったお客様をお迎えすることになっていたので、やはり特別な期間でありました(仕事はいつも通りですけどね)。

 で、まあ私が知らないどこかに行って見て聴いて食べて飲んで感じたことであればこうして改まった形で書くけど、そのことはどうしようかね……と思っていました。 でも、やっぱり特別なことですし、書きました。それについては、こちらから、どうぞ。



おまけ 「もさもさグルメ/おみやげショッピング編」

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