PROJECT NEKOTORA


信仰と巡礼 〜弘前カトリック教会への旅〜 2018年12月10日



じつに私にとって2018年というのは、激動の一年と言いますか、まあ色々と人生が変わったきっかけの多い一年でありました。

 オートバイの免許を取ったこと(小型限定ですが)。注意欠陥多動性障害と自閉症スペクトラム障害を持っている人間であるとお医者さんから診断されたこと。そして、以前よりも深く神様にお祈りをするようになったこと。

 きっかけは函館旅行の時、トラピスチヌ修道院で見かけた聖ミカエル像でしたね。あの時に激しい衝撃を受け、心の奥底に光が宿りました。その後はしばらく沈黙していたのですが、上記の精神障害がひどくなってきて仕事をする上でもつまずきが多くなってきた頃、積極的に聖書を開いて救いを求めるようになりました。たぶん皆様も一冊以上お持ちだと思うのですが、ええ、ギデオン聖書です。あれは「こんな時はこのページ」みたいな索引がついているから便利なんですよね。

 ギデオン聖書とgoogle検索で聖書の記述をつまみ食いしているうちに、福音書のあたりから通して読んでみたくなって、読みました。そして現在はいくつかのメールマガジンを購読し、日々を生きています。

 
 ということで、弘前です。これ以上、私の信仰告白に付き合っていただくことはありません。さっさと本題に入りましょう。


 今回はトヨタ製のスマホカーナビを利用。案内に従い奥入瀬・十和田湖畔を通過して秋田県小坂町に出て、そこからさらに大回りして平川市碇ヶ関から弘前に進入するというルートで行きました。
 

 さて、いきなり関所がありました。ここはかつて弘前藩(津軽藩)が関所を構えていた地であります。お城が弘前にあったから、まあ要するに玄関口ということですね。右下に私の影が映ってしまいましたが、とりあえず関所を突破します。この時間はまだ朝早くて、売店とかも全然オープンしていなかったのですが、もしもオープンしていれば「通行手形」とかを売っていたかもしれません。まあ、次に来た時に見てみましょう。

 さて、この日(2018年12月10日)というのは、冬型の気圧配置のため天候は大荒れでありました。上の写真を撮影した時のように、一時的に落ち着くこともないわけではありませんが、弘前についたころは雪がけっこー激しく降っていました。一応MA−1(っぽい上着)と76マークの入った冬靴はあったものの、少しく困難な状況でありました。

 それでも何とかたどりつきました。ここが弘前カトリック教会です。はい、ドーン!(ダウンタウンの浜田さん風に)。



 吹雪の中、ようようたどり着いた聖なる建物。この写真を撮った後、思わずその場で祈りました。「ようやく、ここまで来ました」そんな気分です。

 さて中に入ります。そうすると、真正面には大きな大きな祭壇。その両脇に立つマリア様とヨゼフ様。さらに聖書にある世界創造の物語を表すステンドグラスの数々。画像はクリックすることで拡大します。





 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
(ヨハネによる福音書/3章16節)

祈るほどに心を覆っていた憎しみや苦しみの黒い雲は消え去る。その代り、心は温かな愛の光に満たされる。さあ、行きなさい。吹雪の時はもう去った。

(イヌガミによる『紙片』12章10節)



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