その19 迫る、決断の時 −3度目の車検を控えて− 1年で、2万キロ。大体そのくらい走ったのでしょう。 もうすぐ6年、もうすぐ19万キロ。とんでもない過走行車です。 私が大のドライブ好きだからということもあります。職場が青森で実家が岩手だから、というのもあります。 北は大間町(本州最北端)、南は関門海峡……まで行ったことはありませんが、十和田市から新潟まで行ったことはあります。東北六県大縦断ツアーです。 それだけ走ってもなおエンジンは元気です。 でも……もしかしたら、もう……。 正直に申し上げます。 今度の車検はちょっと、通せないかもしれません。 あくまで見積もりを取ったわけではないので、私の想像もあるのですが、結構不具合があります。今のファミ子。 ・運転席以外の窓が開かない(※ ヒューズが切れているだけかも) ・カーステレオがおかしい(ノイズガリガリ) ・Dレンジに入れたままブレーキを踏んでいると、時々ストール寸前まで回転数が落ちる(ことがあった) ・HOLDランプが点滅する(ことがあった)→説明書によるとATトラブルの可能性 ・段差を越えた時、左後ろから異音が聞こえる(ガチョン、という金属音) どこまで見ればいいのか。電気系統の修理・ブレーキやショックアブソーバーなどの足回り交換修理。まあそれは仕方がありません。ただ、こないだ飛び石をぶつけられたおかげで傷がついたフロントガラスの修理については……どうも割り切れない思いがあるというか。リペアができなければ全交換ということになるでしょうが、そうなれば何万円もかかるわけで。ワゴンRの時でさえ7万とか8万とか、そのくらいの金額がかかるといわれたから、この車の場合……。 そして追い打ちをかけるように――幸か不幸か――6年前に私が理想としていた条件に当てはまる車が、現在中古車として売りに出ていたのです。 すなわち「普通車」「4WD」「マニュアル」の3条件を満たした奇跡の一台。それはランエボですか? WRX-STiですか? いやいや違います。 スペック的にもデザイン的にもファミ子ことファミリアS-ワゴンのライバルといってもいいでしょう。はい、スバル・インプレッサのスポーツワゴンです。15iです。ちなみに2代目の、「涙目」ライトのやつです。 よりによってライバルの車に乗り換えるなんて! という後ろめたさはあります。しかし、スバルですからね。東北の雪国である岩手県・青森県においては、基本設計レベルでスバルは強いです。日本最強の実用四駆メーカーであると思います。多分それはゆるぎない事実です。 もちろんファミ子も雪道には結構強く、ムチャな運転はしないものの冬道でもかなりの安心感をもって毎日運転しています。しかし、どうしても「これでマニュアルだったらなあ」という思いはぬぐえませんでした。 このホームページの方向性もどうなるのか、わかりません。とりあえず今のところ、そういう動きがある。そのことを書きました。 総合案内へ戻る |