傷だらけのファミ子――
2014年3月から10月までのこと

なんと半年ぶり……いや、半年以上経ってしまいました。この更新の遅さに関しては完全平謝り対応しかありません。

更新しなくなったからと言って、ファミ子を見限ったわけではありません。この記事を書いている10月1日現在も、ファミ子は私の愛車として元気に動いております。

しかしながら外観的には、目を覆いたくなるような姿になってしまったのも動かしがたい事実。正直なところそれを書くことがためらわれたので更新が滞ってしまった……というのはあります。

ただ、だからといってこのままフェードアウトしてしまったのでは、全国三千万のファミリア乗りに対して申し訳ない感じがします。せっかく相互リンクを張っていただいたこともありますし、恥を忍んで書きます。


<1> 傷だらけのファミ子


これまでは可能な限り傷つけないよう丁寧に丁寧にドライブしてきたのですが、その日は「こうすれば、そうなること」を十分にわかった上での行為でした。

それでも、せざるを得なかったのです。

私のことを先導してくれた人は自転車で先にスイスイと行ってしまったので、それを必死で追いかけて。そうこうするうちに、かろうじて車1台が通れそうな狭い路地に入ってしまって。朝のラッシュで内輪差に配慮した安全なコーナリングもすることができず……

「この角度で曲がれば、絶対にどこかが傷つく」
「それでも、ついていくしかない」

身を切られる思いでハンドルを思い切り左方向に回しました。

ガリ ガリ ガリ
ミキ ミキ ミキ

徐行レベルの速度ではあるものの、ボディ左側面にダメージが蓄積していくのが、ハンドルを通じて伝わってくるようでした。

後に車を降りてみると、当然ながら擦り傷・へこみが多数。大事に大事にと思ってきたファミ子をついに傷物にしてしまったのでした。


しかも悲しいかな、私にはこの傷を満足に癒す予算を計上することができません。そのため、少しでも傷が目立たないように――そして傷が悪化しないように、ホームセンターでいくつかの補修キットを買ってきて、修復を試みました。

いや、それは修復というレベルではありません。とにかくサビが浮かないように――それだけを考えた応急処置的なものですから、『傷がついたので上からタッチペンを塗りました」というのが一目瞭然の出来合いです。本当はサンドペーパーを粘り強くかけて見た目を綺麗にするのでしょうけど、素人考えで

「やりすぎて地金が出てきたらどうしよう」

という恐れから、盛りすぎた塗料が若干たれた状態で固まっています。また、へこみを修復する技能はないので、これはそのままです。もう本当に、どうしようもないくらいかっこ悪い状態です。そういったものを綺麗にする技術も予算もないことについて、本当にファミ子には申し訳ないと思っています。

コレに加えて最近、右前部のフェンダーが壊れかかっていることも発覚。バンパーが微妙に浮いているようなのでよく調べてみると、右前輪があるホイールハウスの内側から押さえているネジが外れかかっていたのです。確かに時々、ちょっと大きな段差を結構なスピードで飛び越えて「ガクン」となったことはありましたが……こんな感じでダメージが出ていたとは……。


丁寧なアクセルとか、急のつく操作をしないとか、そういったレベルでの気遣いはしていたものの……まだまだ車に対する愛情が足りなかったようです。このことに関しては、ファミ子に対して心から「ごめんな」とお詫びをしたい気持ちでいっぱいです。だったら一日も早く修理に出せ! という話なんですが、修理どころか私自身食っていくのが精一杯という財政状況のため、今しばらく完全修理は先になりそうです。

だから、せめて最大限の気遣いをもってファミこと付き合って行きたいと思います。そういった決意をきちんと言葉にし、皆様にも宣言するために、今日はこんな記事を書きました。


2014年10月1日現在
走行距離 114800km



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