全力で挑む、全力でもまれる
――2008年7月31日 秋田県秋田市・桂浜において(おまけ)



 夏で海といえば泳ぐこと。それが第一義ではありますが、次に楽しいのが海の家。

 少年チャンピオンの「侵略イカ娘」の例を挙げるまでもなく、海の家は海に遊びに来た人々にとって まさに憩いの場。ここでとんでもない味のラーメンや砂が混じったヤキソバなどを食らうのこそが本道 、風流、粋というもの。決して経済的な余裕があるわけではないものの、やはり風流と言うものを味わ いたい犬神、弟者とともにラーメンを注文しました。

 すすった瞬間「ぐむう」とか「ぬわわっ」とか「あひゃららららら」とかと声を上げるような代物で はないにせよ、これが近所のラーメン屋で同じ値段で出てきたとしたら、私は体の内に何か熱いものが こみ上げてくるかもしれません。もちろん代金は払いますが、たぶん二度と行くことはないでしょう。 これ以上は語りませんが、そんな感じでした。

 ただ、今回の場合はむしろ期待通りだったので、なぜかうれしくなってしまいました。「このワザと らしいメロン味!」と言いながらチェリオを飲む井之頭五郎のような、と言っていただければわかりま すでしょうか。500円ナリは決して安くありませんが、とにかくよろしい。とにかくハラが減ってい たこともあって、一気にいただきました。

 あとは弟者のリクエストで、なぜかモツ煮を食べました。海の家でモツ煮? 何じゃそりゃ? と思 ったのですが……あれ? これって……マズくない! けっしてマズくないぞ!!

 できることなら白米か、さらにできることなら冷酒のひとつもあおりたくなるような、そんなおいし さのモツ煮でした。すっかり影響されているようですね私。


 あとは、普段あまり服を脱がない(=海で遊ばない、泳がない)人間が必ずやってしまう「焼けすぎ 」もしっかり体験しました。特にひどかったのは向こうずねと両肩。それ以外の部位もひどく焼けてし まい、ものの見事にローストされてしまった次第です。せっかくシーブリーズを持っていったのだから 、塗ればよかったのに。なんて、思った時はあとのカーニバル。お風呂に入った時は……



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